AMENITY

エネルギーデザイン④
微気候デザイン

先人の知恵と先進の技術・デザインを融合し、
夏も冬も快適な住まいを実現する「微気候デザイン」。

1階「蔵」と吹き抜けは、良好な住環境をつくる微気候デザイン。ミサワホームでは空気の流れも設計します。
                温度差換気で天井付近の換気口から熱気を排出。
                夏の直射を遮る深い軒や凹型プラン。
断熱性 - 新しい「省エネルギー基準(平成28年基準)」に対応する、 低炭素社会を見すえた高断熱住宅です。
温度差換気で天井付近の換気口から熱気を排出。
夏の直射を遮る深い軒や凹型プラン。

1000年の昔から伝わる知恵を、現代の住まいに生かし、
夏も冬も心地よい「微気候デザイン」を採用しています。

日本の風土に適した、伝統の住まいづくり。

「家のつくりようは、夏を旨とすべし」と吉田兼好が書いたように、昔は高温多湿の夏をしのぎやすくすることに主眼をおいて家づくりをしていました。寝殿造りに代表される開放的な建て方で風通しをよくし、深い軒で日射を遮り、庭の樹木で風向きをコントロールする。こういった工夫によって、エアコンがない時代にも快適に過ごせたのです。ミサワホームは、高断熱・高気密など高い住宅性能をベースに、それら先人の知恵を現代の住まいづくりに取り入れることで、自然環境や気候風土をいかした快適な室内環境を実現します。

日本の伝統的な民家

日本の伝統的な民家

自然の心地よさを取り入れた住空間

自然の心地よさを取り入れた住空間

自然の力で、心地よい住環境をデザイン。

昔ながらの知恵と先端のテクノロジーを融合させて1年中快適に暮らせる住まいを設計することを、ミサワホームは「微気候デザイン」と名付けました。微気候とは、住まいとその周辺に限った気候のこと。たとえば庭の植栽で風を導き、直射日光を遮るのも微気候デザインのひとつです。ミサワホームは地域の気候を把握したうえで、それぞれのお住まいの敷地やプランごとに、最適な微気候デザインをご提案しています。人にも地球にもやさしい暮らしを、トータルに実現できます。

伝統的な町屋における住環境の工夫
内庭を利用して、風のない時でも室内に空気の揺らぎをつくりだし、涼しさを演出。

内庭を利用して、風のない時でも室内に空気の揺らぎをつくりだし、涼しさを演出。

まちづくりに微気候デザインをとり入れた宮崎台「桜坂」

まちづくりに微気候デザインをとり入れた宮崎台「桜坂」

春(上)と夏(下)の落葉樹による微気候効果
改正前の省エネルギー基準(平成11年基準)
新しい省エネルギー基準(平成28年基準)

上/葉を落とした春の落葉樹による「日向ぼっこ効果」。地表面温度は気温より5度ほど高く、春のうららかさを体感できます。下/葉を茂らせた夏の落葉樹による「緑陰効果」。樹木の日射遮蔽効果が明瞭で、日向との表面温度の差は約15℃。

陽射しを遮り、風が自然に流れる住まいで涼しくエコロジーに暮らす、
夏の「微気候デザイン」。

陽射しを遮り、風を採り入れ、熱気を排出するのが夏を涼しく暮らす知恵。夏の陽射しは「Mコートライン」や深い庇でカットし、壁面や窓面の温度上昇を抑えます。外気温の影響を受けにくくする工夫として、高遮熱の「陶器瓦」や、開口部を奥まった位置に設ける「凹型プラン」も効果的。エアコンの使用を抑え、省エネルギーにも貢献します。また、室内の風通しを良くするため、地域ごとの風の特性を把握した通風設計や、暖まると上昇する空気の性質を利用した「温度差換気」をご提案。地窓を風の入口とし、「内部換気ガラリ」を経て出口にトップライトや高窓、換気塔などを設けることで、高低差により自然に風が流れ、無風時も室内にこもる熱気を効果的に排出できます。

夏の「微気候デザイン」

陽射しを採り入れ、室内の暖気を逃さず暖かくエコロジーに暮らす、
冬の「微気候デザイン」。

暖められた空気を逃がさないのが、冬を快適に暮らす知恵。「高断熱ペアガラス」などを採用した開口部やサンルームから陽射しをたっぷり採り入れ、室内を暖めます。暖められた室内の空気は、ミサワホーム独自の「木質パネル接着工法」による高断熱・高気密設計が、しっかりキープ。冬の日中に太陽熱を蓄え、夜間に少しずつ放熱して室温の低下を抑える蓄熱土間なども効果を発揮します。換気塔やトップライトは気密化し、シーリングファンは夏とは逆に上昇してきた暖気を下へ戻します。また、冬の乾燥をやわらげる、吸放湿性のある内装材・建材もご用意しています。

冬の「微気候デザイン」
夏も冬も住まいを心地よくする「微気候アイテム」
心地よい光と風を通すMコートライン心地よい光と風を通すMコートライン
  • 雨でも排熱できる換気塔雨でも排熱できる換気塔
  • 熱気を逃がすシーリングファン+トップライト熱気を逃がすシーリングファン+
    トップライト
  • 小屋裏の温度上昇を防ぐ高遮熱の陶器瓦小屋裏の温度上昇を防ぐ高遮熱の
    陶器瓦
  • 開口部が奥まった凹型プラン開口部が奥まった凹型プラン
  • 屋内の風通しをよくする欄間付きドア屋内の風通しをよくする欄間付き
    ドア
  • 高断熱ペアガラス高断熱ペアガラス
  • 夏の日差しを遮る軒下空間夏の日差しを遮る軒下空間
  • 日射や暖房の熱を蓄える蓄熱床日射や暖房の熱を蓄える蓄熱床

ワード

吉田兼好

鎌倉時代後期から南北朝時代の随筆家・歌人。本文中の一節は、代表作といえる随筆「徒然草」に書かれている。

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